QIAGEN Clinical Insight (QCI) Interpret は、自施設で変異解釈と報告を行っている分子診断検査室のターンアラウンド時間の短縮、信頼性の高い報告、腫瘍と遺伝性疾患の検査メニューの拡大を可能にする臨床決定サポートソフトツールです。
QCI Interpret の応用:
「知は力なり」という言葉は、遺伝性疾患の診断に関してはまさに真実です。
QCI Interpret を使用すると、提案する臨床的な推奨事項のすべてが、最新の査読論文、臨床診療ガイドライン、FDA 治療法、および治験に裏付けられていることとなります。これらは、お客様の代わりにM.D.やPh.D.レベルのエキスパートキュレーターが入念に調査を行ったものばかりです。
他の臨床的意思決定サポートツールや検索エンジンとは異なり、QCI Interpret は、マニュアルキュレーションしたエビデンスを、直接お客様のパイプラインに届けます。さらに、QIAGEN Knowledge Base から、すべての論文へのリンク、自動計算したACMG/AMPクラス分類やAMP/ASCO/CAP クラス分類、100万を超える未公開の変異と表現型の関連性にアクセスできます。
2020 年秋リリースの QCI Interpretのソフトウェアには、変異フィルタリング機能が搭載されます。 QCI Interpretはデータセット内のすべての遺伝子変異を集積し、集積した変異は、一連のインタラクティブなフィルターで簡単に絞り込まれます。このInteractive Filter Cascadeにより、目的の選択基準とその重要性を反映させることができます。
QCI Interpret の臨床的意思決定サポート機能を使用すると、患者のNGS 検査結果は迅速かつ正確に解釈および報告され、明確なエビデンスに基づくレポートを短時間で提供できます。
QCI Interpret は、検査を依頼した医師や腫瘍医が患者の治療とケアに関する、情報に基づいた決定を素早く行うために必要な、最良の情報を提供するのに役立ちます。
小・中規模の遺伝子検査施設は、検査件数の増加、人件費のかかる解釈プロセス、検査に対するわずかな収益といった問題を抱えています。拡張キャリアスクリーニング(Expanded Carrier Screening、ECS)などのハイスループット遺伝子検査を実施している検査施設にとっての課題は、妥協することなくいかに業務を拡大するかということです。
このホワイトペーパーをダウンロードして、1万を超える医療提供者ネットワークにサービスを提供しているECS 検査施設が、QCI Interpret の採用によっていかに手作業での変異キュレーションの労力を削減しワークフロー効率を80%向上させたかをご覧ください。
Protean BioDiagnostics 創業者でCEO のDr. Anthony M Magliocco が、がん患者を治験登録へと導くために全エクソームシークエンシング(Whole Exome Sequencing、WES)を応用することについて議論を展開していますので、ぜひお聞きください。
しかしながら、臨床の場でのWES の実施は、変異解釈、大量のデータセットの管理、ワークフローの統合が難しいため、依然として難題です。そのためにProtean BioDiagnostics は、QIAGEN Digital Insights と連携し、QCI Interpret を用いた適応可能な革新的枠組みの創成に取り組みました。
責条項:QCI Interpret は、エビデンスに基づく意思決定サポートソフトウェアであり、ゲノムの次世代シークエンシングデータで観察される変異の解釈サポートを目的としています。このソフトウェアは、公開されている生物医学文献、専門ガイドライン、公開されているデータベース、アノテーション、薬剤ラベル記載事項、および治験の観点からゲノム変異を評価します。この評価に基づいて、ソフトウェアは、観察された変異の解釈をサポートするクラス分類と参考文献を提案します。このソフトウェアは、医師の主要診断ツールとして、または専門的医療アドバイスの代わりとして使用することを目的としていません。各検査施設は、適用される国内外およびローカルな臨床検査規則および他の特定の認定要件を確実に遵守する責任があります。